「出来ない理由より、出来る方法。」を仕事で使うコツーフィードバックの受け方・伝え方編ー
「出来ない理由より、出来る方法。」があると現場はどう変わる?
ジェイ・ラインでは、プロジェクトが難航するときほど「出来ない理由より、出来る方法」を合言葉にします。
若手〜ベテランの営業、ディレクター、デザイナー、エンジニアが共通しているのは、「まず受け止めて、条件を整理し、代替案をセットで出す」こと。
とくにWeb制作や運用の現場では、
・要件変更
・タイトな納期
・多人数での分業
が当たり前。ここで「無理です」で終わるか、「こうなら出来ます」と言えるかが、信頼とチームワークを大きく分けます。
ディレクター vs デザイナー、意見がぶつかったときの言い換え
レイアウトやアニメーションで意見が割れたとき、NGワードは「それはおかしい」「センスが違う」です。代わりに、こんな言い換えをよく使います。
・「この案の良いところは◯◯。一方で、CV視点だと△△が気になります」
・「工数と表示速度を考えると、アニメーションは1パターンに絞りませんか?」
・「クライアントのゴールが◯◯なので、指標から逆算してもう一案出せますか?」
相手の意図を要約 → 評価 → 懸念点 →代案の順で話すと、議論が「勝ち負け」になりにくくなります。
納期がタイトなときの「出来る方法」フレーズ集
「明日までに全部」は、どの現場でも起こりがちです。そのまま受けるか、全部断るかではなく、スコープを組み替える会話に変えます。
・「明日までに“最低限ここまで”なら対応できます」
・「優先度の高い順に3つまでなら、品質を落とさずにいけます」
・「初回は静的で出して、公開後にアニメーションを段階導入しませんか?」
時間・品質・範囲のどれを動かすかを一緒に決めることで、クライアントも社内も納得しやすくなります。
要望変更が入ったときのフィードバックの受け方
公開直前に方向転換、はWeb制作の「あるある」です。そんなときほど、感情より事実を先に整理します。
・「変更の背景を教えてもらえますか?」
・「今回のゴールは、前回とどこが変わりましたか?」
・「スケジュールと費用にどの程度影響しても大丈夫そうですか?」
背景と優先度を聞き出せれば、「では、現実的なプランを一緒に決めましょう」と建設的な話に持っていけます。まずは「否定せずに全部メモる」姿勢がポイントです。
フィードバックを「伝える側」の3つのコツ
言い方ひとつで、相手のモチベーションは大きく変わります。ジェイ・ラインの現場で意識しているのは次の3つです。
1. 人ではなく成果物にフォーカスする(「このデザイン」が主語)
2.事実と感想を分けて伝える(「◯◯という理由で△△に見えます」)
3. 必ず「次にどうしてほしいか」を具体的に添える
例:「ここの余白が他より狭く、情報が詰まって見えます。第一ビューの可読性を優先して、他のセクションと同じグリッドにそろえてもらえますか?」
フィードバックを「受け取る側」の3つのコツ
一方で、受け取り方次第で成長スピードが変わります。
1.まずは最後まで遮らずに聞く
2. 意図を自分の言葉で復唱する(「つまり◯◯ということですね?」)
3.その場でリアクションを分ける
・すぐ直せる:その場で対応を宣言
・判断が必要:選択肢と影響範囲を確認
・納得できない:一度預かり、データや事例を持って再提案
「ダメ出し」ではなく「一緒に良くするための材料」と捉えると、心も軽くなります。
主体的に動くチームのコミュニケーション習慣
「出来る方法」を口癖にするには、日々の小さな習慣が効きます。
・問題提起だけでなく、必ず1つ以上の案をセットで出す
・Slackやチャットでは、懸念→代案→決めてほしいことを1メッセージにまとめる
・定例や振り返りで、「うまくいった言い換え」「助かったフィードバック」を共有する
こうした積み重ねが、職種を超えて気持ちよく働ける土台になります。「出来ない理由」で止まらず、「出来る方法」を一緒に探せるかどうかが、チームの強さにつながっていきます。