現場デザイナーから“デザインリード”へ。チームで成果を出すUI/UXデザイナーの働き方と育ち方
「手を動かす人」から「成果をデザインする人」へ
5年以上デザインを続けていると、「きれいには作れる。でも、事業インパクトをもっと出したい」と感じる瞬間が増えてきます。ここで鍵になるのが、現場デザイナーから“デザインリード”へのシフトです。
デザインリードは、ビジュアルだけでなく「誰に・何を・どう届けるか」を起点に、要件定義から実装連携までをつなぐ役割。ジェイ・ラインでは、コーポレートサイトや採用サイト、ECなど、HRとWEBマーケティングが絡む案件が多く、UI/UXデザイナーがディレクター・エンジニアと横並びでプロジェクトを動かしていきます。
キックオフで主導権を握る「必ず聞くべき5つの質問」
要件定義の場で質問できるかどうかで、その後の自由度が決まります。ジェイ・ラインの案件でも、デザインリードがキックオフで必ず押さえるのは次の5つです。
1. このサイトで「一番変えたい指標」は?(応募数、CVR、認知など)
2. メインターゲットの「具体的な1人像」は?
3.競合・比較対象サイトと「絶対に差別化したい点」は?
4. 更新体制や運用リソースは?(CMS設計へのインプット)
5. 社内ステークホルダーの決裁フローは?
この5つを聞き切ると、構成提案の説得力が一気に上がります。
構成〜UI設計でチームを迷子にしないFigma共有テンプレ
ディレクター・コーダーと揉めやすいのが「意図が伝わらないデザインデータ」。そこでFigma上では、最低限次のテンプレを共通ルールにしておくとスムーズです。
・ページごとに「目的/KPI/想定ユーザー」を記載したカバーページ
・コンポーネントごとに「使用ルール」と「NG例」を簡潔にメモ
・ブレイクポイント別のレイアウト例(PC/TB/SPを1画面内で並置)
・モーションやホバーの挙動はコメントではなく簡易フロー図で共有
ジェイ・ラインでは、これをプロジェクト共通のFigmaライブラリとして整備し、複数デザイナーでも迷子にならないようにしています。
実装フェーズで信頼を稼ぐコミュニケーションのコツ
デザインリードは、実装に口を出す人ではなく「実装しやすいデザイン」を一緒に作る存在です。ジェイ・ラインの現場で意識しているのは、次の3つ。
・構成段階からコーダー・エンジニアを招き、「難易度が高そうなUI」を早めに洗い出す
・デザイン確定後は、パーツ単位で「再利用前提」のコンポーネント設計を共有
・納品前の最終確認で、「実装側のアレンジ提案」を歓迎するスタンスを見せる
この積み重ねが、「この人の案件は進めやすい」という評価につながり、より上流から相談されるようになります。
忙しくても続けられる“週1インプット習慣”の作り方
デザインリードを目指すと、ツールだけでなくビジネスやマーケの知識も必要になります。ただ、日々の案件で手一杯になりがちなのも事実です。ジェイ・ラインのデザイナーがよく使うのは、次のようなやり方です。
・週に1時間だけ「インプット枠」をカレンダーでブロック
・その時間で、気になっていたサイトのUIを3つだけ分解・分析
・良かったポイントをNotionや社内Slackに30行以内でアウトプット
あえて「やる量」を絞ることで、習慣として続きやすくしています。
デザインリードの1日の流れと、1年後の成長イメージ
ジェイ・ラインでデザインリードを担うメンバーの1日は、おおよそこんなイメージです。
午前:進行中プロジェクトのタスク整理、ディレクターとの要件すり合わせ、ワイヤー修正
午後:FigmaでのUI設計、クライアント向けデザインレビュー、エンジニアとの仕様確認
夕方:アクセス解析やヒートマップを見た改善アイデア出し、若手デザイナーのレビュー
入社1年ほどで、「要件定義からデザイン提案・実装連携までを一貫してリードする」案件を複数担当し、採用や売上などの成果指標にコミットするポジションを目指せます。