2026.07.10

納品後こそ“営業の腕の見せどころ”。クライアントが本音で相談してくれるアカウントディレクターのアフターフォロー術

仕事のこと営業
# アフターフォロー# オンラインレクチャー# フォローメール# 信頼関係構築# 継続受注

単発案件を「相談される関係」に変える視点整理

WPサイトの公開でいったん区切りがつくと、「次の案件が出るまで待つ」スタンスになりがちです。しかし継続発注や紹介は、
・公開後の不安をどれだけ先回りして解消できるか
・日々の小さな疑問を気軽に投げてもらえるか
で大きく変わります。
単発で終わる営業は「売った人」、本音で相談される営業は「社外の制作運用チームメンバー」という位置づけを取りにいきます。
そのための実務として、公開直後のミニ改善提案、運用担当者向けレクチャー、経営層と現場へのフォローの切り分けを一連の型として持っておくことが重要です。

納品直後の「改善提案メール」の組み立て方

MARUTTOのアカウントディレクターが意識しているのは、「重くないが、具体的」な納品直後のフォローです。
1. 公開のお礼と、ひと言レビュー
2. 今後の提案やお客様からのフィードバック依頼
3.その改善を行う理由と、想定される効果を一文で説明
4. 「次回、◯月◯週に簡単に振り返りしませんか?」と軽い打診
ポイントは、強制の雰囲気を出さないこと。まずは「ちゃんと見てくれている人、相談しやすい人」という印象を作るフェーズだと捉えます。

運用担当者の「困った」を減らすオンラインレクチャー設計

WPサイト公開後、多くの運用担当者がつまずくのは「ちょっとした更新のやり方」と「トラブル時の初動」です。
オプションのオンラインレクチャーでは、
・よく触る機能だけに絞る(投稿、固定ページ、メディア、フォーム確認など)
・実際の更新フローをその場で一緒に操作してもらう
・「これ以上は弊社で対応します」の線引きを明示する
・簡易マニュアルを後日共有する
といった進め方が有効です。
目的は教育そのものではなく、「更新が止まったとき、すぐ相談しよう」と思ってもらう安心感づくりにあります。

フォローの切り口

制作会社や代理店が相手の場合、アフターフォローは以下のような対応をしています。
・更新運用での注意点
・次回以降の進行をスムーズにするための改善提案
・テクニカルディレクターとの連携窓口
など「明日から楽になる情報」を中心に届けます。

「小さな相談」を拾うためのコミュニケーション習慣

本音の相談は、いきなり大きなテーマではなく、次のような小さな違和感から始まることが多いものです。
・「このプラグイン、更新して大丈夫?」
・「このバナー差し替え、どこを触ればいい?」
・「SEO的にこのタイトルってどうですか?」
これらを拾うために、
・月1回の「運用どうですか?」の定例ショートメール
・障害・トラブル時の一次相談OKであることの明示
・チャットやオンラインミーティングの「駆け込み窓口」を一本化
といったコミュニケーション設計をします。
「料金が発生する/しない」の線は都度説明しつつも、最初の声掛けまでは心理的ハードルを下げておくことが重要です。

明日から使えるフォローメール文例3パターン

フォローメールは型化しておくと、スピードと質を両立できます。目的別に3パターン用意しておきましょう。
1. 公開直後のサンクス+ひと言レビューメール
2. 公開1〜2か月後の「運用状況ヒアリング」メール(効果・更新頻度・困りごと確認)
3. 新サービス・保守メニュー紹介を兼ねた「情報提供」メール(相手の現状に即した軽い提案ベース)
いずれも、
・3〜5行で概要
・1行で「次の一歩」(通話、MTG、返信依頼など)
に落とし込み、長文になり過ぎないように意識します。

初回商談から仕込んでおくべきアフターフォローヒアリング

納品後に良いフォローをするには、初回商談から情報を集めておく必要があります。質問例としては、
・公開後、誰がどの頻度でサイトを触る想定か
・「こんな状態になったら成功」といえる指標は何か(リード数、採用エントリー、更新頻度など)
・これまでWP運用で困った経験や、他社で不満だった点は何か
・将来的に追加したい機能・コンテンツのアイデアはあるか
といった項目が有効です。
ここで得た情報が、公開後のミニ改善提案やレクチャー内容、フォローメールの切り口を決める材料になります。