数字だけじゃない“信頼を売る営業”へ。MARUTTO営業が語る、リピートと紹介を生むアカウントディレクターの仕事術
「数字を追う営業」と「信頼をつくるアカウントディレクター」の違い
「今日いくつアポを取ったか」「今月いくら積み上がったか」。これまでのあなたは、行動量と成果がほぼイコールの世界で戦ってきたはずです。アカウントディレクターも数字は当然追いますが、軸は「案件」ではなく「関係」。単発受注で終わらせず、数カ月〜数年単位で売上と相談の窓口を増やしていく役割です。
売る対象も「商品」から「安心・再現性」へ変わります。地方の代理店・制作会社にとって、外注コーディングは自社の信用問題そのもの。だからこそ、価格やスピードだけでなく、「任せても事故らないか?」まで含めたトータルの信頼設計が求められます。
初回商談で押さえる「関係づくり」の3ポイント
MARUTTO営業が初回で必ず押さえるのは、次の3つです。
- 顧客の「メイン事業」と「その中でのWeb・制作の立ち位置」
- 過去の外注で「うまくいかなかった経験」と「理想のパートナー像」
- 今後1年で「受けたい/取りたい案件の方向性」
テンプレ例としては、「直近で一番大きかった制作案件は?」「外注でヒヤッとしたことは?」「来期増やしたい案件ジャンルは?」の3問から始めます。これだけで、目先の見積もりだけでなく、中長期の支援テーマまで見えてきます。
24〜48時間で信頼を積み上げる「間の動き方」
初回商談後〜次回提案までの数日は、信頼を一気に伸ばせる時間です。MARUTTO営業が意識しているのは、次の3ステップ。
- 当日中:商談メモ+宿題の整理を共有(「今日はここまで合意しました」)
- 翌営業日:見積もり+スケジュール案を提示
このとき大事なのは、「レスポンスの速さ」「柔軟性」。約束した時間・粒度で出すこと自体が、地方の代理店・制作会社から見ると「自社の先にいるエンドにも安心して出せるパートナーか?」の判断材料になります。
受注後に効く“抜け漏れゼロ”引き継ぎフォーマット例
アカウントディレクターの信頼は、「売る」より「渡す」で崩れがちです。MARUTTOでは、テクニカルディレクターへの引き継ぎをフォーマット化しています。主な項目は、
- 案件概要(サイト種別、ページ数、対応デバイス)
- スコープと前提条件(やること/やらないことの線引き)
- デザインデータの仕様(ツール、レイヤー状況、コンポーネントルール)
- CMS要件(WordPressの有無、投稿タイプ、更新頻度)
- 検証範囲(ブラウザ・端末、テスト内容)
これを見ながら、顧客と「グレーゾーンをその場で潰す」のがポイント。結果として、納品時のトラブルが減り、「次も同じメンバーでお願いしたい」が自然と生まれます。
短期ノルマと中長期アカウント戦略をどう両立するか
アウトバウンドで数字を追ってきた人ほど、「今月の数字」を優先しがちです。MARUTTO営業は、あえて案件を「今月・四半期・年間」の3レイヤーで見ています。
- 今月:決裁が近い見込み先に集中、クロージングと条件調整にリソース投下
- 四半期:継続取引を狙う代理店・制作会社に対し、トライアル案件を絶やさない
- 年間:「紹介が出そうなキーマン」を特定し、共通成功事例づくりを意識
行動管理も「架電数」だけでなく、「アカウントごとの接点数」「担当者別の信頼残高(相談件数)」まで見ていくことで、短期と中長期のバランスを整えています。
1年後・3年後に描ける成長イメージ
入社1年目は、「MARUTTOコーディングサービスの営業」を通じて、WordPressを中心としたWeb制作フローと、地方代理店・制作会社の実情理解がメインテーマになります。行動量×改善のスタイルをそのままに、「どの質問が関係構築に効いたか」「どの引き継ぎが現場を助けたか」を検証し続けるフェーズです。
3年目には、複数の主要アカウントを持ち、「この会社の制作まわりは、まず自分に相談が来る」状態が現実的です。個別案件の相談から、採用サイト・EC・運用改善など、ジェイ・ラインの他サービスを絡めた提案も増え、単発の売上ではなく「クライアントのWeb戦略の一部を任される存在」へとシフトしていきます。