若手ディレクターが「提案の通る人」になるまでーージェイ・ラインのコンペ舞台裏と“勝ちパターン”公開
勝ちやすい提案ストーリーの型とは
ジェイ・ラインの採用・コーポレートサイトのコンペでは、「情報量」より「ストーリー」が評価されます。基本の流れは、①課題整理 →②仮説 →③サイト構成 →④ワイヤー →⑤アウトプット像。ここで重要なのは、施策単体ではなく「課題と一気通貫」で語ることです。
よくある敗因は「参考サイト寄せ」や「要望の羅列」。まず、事業・採用の現状とゴールを1枚に可視化し、「だからこのサイト構成が必要」という因果を示すと、デザイン前でも提案が通りやすくなります。
スライド構成例:課題→仮説→構成→ワイヤー→アウトプット
実際のスライド構成の一例です。
- 1〜2枚目:案件概要・ゴール整理(KGI/KPI)
- 3〜4枚目:課題整理(現状サイトの問題・採用/事業のボトルネック)
- 5〜6枚目:ターゲット像と行動仮説
- 7〜8枚目:サイト全体構成図&導線設計
- 9〜11枚目:主要ページのワイヤー(要素の意図をコメント)
- 12枚目以降:デザイン方向性、運用/更新の方針、スケジュール・体制
各ブロックの終わりで「この構成にした理由」を短文で添えると、論理が途切れません。
“1スライド1メッセージ”の作り方と話し方
オンラインでも対面でも、「迷子にさせない」ことが信頼につながります。CanvaやPowerPointでは、1スライドにつきメインメッセージを1つに絞り、タイトルを「結論文」にするのが基本です(例:「応募者の離脱原因は情報不足ではなく“情報の置き場所”です」)。
話し方は「結論→理由→補足」の順で統一。説明中にスライドを詰め込みすぎず、図・矢印・強調色は「ここを見てほしい」ポイントだけに使うことで、プレゼンのテンポと理解度が上がります。
質疑応答で詰まらないための準備チェック
ジェイ・ラインのディレクターが事前に確認しているポイントは次の通りです。
- クライアントの「絶対に外せない条件」を3つに要約できるか
- 想定質問10個と、自分なりの回答メモを用意しているか
- 「これを削るなら何を残すか」の優先順位を決めているか
- 見積もりの前提条件(ページ数・制作範囲・運用有無)を説明できるか
全てに完璧に答える必要はありませんが、「検討の軸」を即座に言語化できると、議論が前向きに進みます。
少人数で複数コンペを回す進行管理術
2〜3名のチームで案件を並行させる場合、ジェイ・ラインではNotionやスプレッドシートで「思考タスク」と「作業タスク」を分けて管理します。例として、
- 思考:課題整理、コンセプト設計、構成案レビュー
- 作業:素材整理、ワイヤー起こし、スライド清書
これをタスクとして分解し、「誰が/いつまでに/どの粒度で終えるか」を明記。デザイナー・コーダーには、最初の共有時に「目的・ターゲット・NG」をセットで伝えることで、手戻りを抑えています。
若手ディレクターが数百万円案件を獲得するまで
数百万円規模の採用サイトを初リードで受注した若手ディレクターは、提案前に「採用担当の1日」を徹底的にヒアリングし、現場のストレスに沿った導線と更新フローを設計しました。一方で、初回案では「情報量に不安があり、盛り込みすぎて伝わらない」というフィードバックを受けています。
そこで先輩から、「ターゲット行動の“前後”だけに絞って設計し直そう」と助言を受け、スライドも半分に削減。結果として、課題と解決策の関係がクリアになり、比較コンペを勝ち切りました。
ジェイ・ライン流コンペ準備メソッドのポイント
ジェイ・ラインでは、コンペ前に必ず「準備メソッド」のチェックリストで自己確認を行います。主な観点は、
- 課題・仮説・構成が1本のストーリーになっているか
- 1スライド1メッセージが守れているか
- 想定質問への回答と、譲れない優先順位が整理できているか
- チーム内で役割と締切がクリアになっているか
こうした型を日々の案件で回し込むことで、「提案の通るディレクター」へと自然にステップアップしていくことができます。