2026.08.06

30代Web系転職で「営業→ディレクター」にキャリアシフトする方法|未経験でも選ばれるポートフォリオ戦略

Webディレクター
# Webディレクター転職# Webリテラシー基礎# キャリアチェンジ# ポートフォリオ作成# 職務経歴書改善

30代から「営業→Webディレクター」に転身する現実解

30代で販売・店舗運営、人材・広告営業からWebディレクターを目指す場合、「法人営業が浅い」「Web知識がない」ことよりも、これまでの経験をどう整理して伝えるかが成否を分けます。Webディレクターやアカウントディレクターは、案件の入口から納品までをリードする「プロジェクトの司令塔」です。
求められるのは、デザインやコーディングの実務スキルではなく、顧客の課題把握、数字に基づく提案、社内外メンバーとの調整力。店舗や個人向け営業であっても、「数字を追い、顧客と長期の関係を作ってきた」経験があれば、十分に武器になります。

職務経歴書で伝えるべき「数字」と「関係構築力」

未経験でWebディレクターを狙う場合、職務経歴書には職種名よりも「成果の構造」を書くことが重要です。例えば、
・テレアポ件数/来店数/商談数/成約率
・担当店舗・エリアの売上推移(前年比・予算比)
・リピーター比率、客単価UP、契約更新率
などを具体的な数値で示します。
また、「なぜ数字が伸びたのか」を一言で説明できるようにしておきましょう。例:
「既存顧客の購買履歴を分析し、まとめ買い提案を強化」「クレーム対応後のフォロー電話をルール化し、解約率を15%改善」など、施策→数字の変化をセットで書くと、ディレクターとしての再現性が伝わります。

応募前に押さえるべきWeb制作・WordPressの基礎

営業・店舗経験からWebディレクターに近づくには、最低限のWebリテラシーを早めに押さえると面接通過率が上がります。具体的には、
・Webサイトの構成要素(TOP/下層ページ/お問い合わせ導線)
・HTML・CSS・JavaScriptは「役割」を理解するレベル
・CMS(特にWordPress)が「更新を楽にする仕組み」であること
・レスポンシブ対応、表示速度、セキュリティの重要性
といった基本概念です。
採用サイト制作やWordPress保守のようなサービスの場合、「デザインデータからコーディングする」「既存サイトの更新・保守を代行する」程度の理解があれば、商談での会話には十分対応しやすくなります。

未経験でも作れる「営業型ポートフォリオ」の具体例

デザイン実績がなくても、営業・店舗・人材系の経験を「ポートフォリオ化」することは可能です。おすすめは、
1. 実際の営業資料・提案書(機密部分は匿名化)
2.既存サイトや販促施策への改善提案書(Before/After仮説)
3. 数字改善のストーリーをまとめた1〜2ページのケーススタディ
の3セット構成です。
例えば「地方の美容院のWeb集客改善案」「採用サイトの応募数UP施策案」など、想定クライアントを決めて作ると、Webサイト制作の営業やWebディレクターの業務イメージにも直結します。提案の構成力と論理性が伝われば、未経験でも選考で差別化できます。

ジェイ・ラインの営業に近いキャリア事例

実際にジェイ・ラインでは、法人営業経験が浅くても、販売・店舗マネジメント出身で活躍しているメンバーがいます。ある30代メンバーは、アパレル店舗の店長として売上・スタッフ管理に携わり、
・常連顧客の育成と客単価UP
・POPやレイアウトの改善で売れ筋導線の最適化
などを行ってきました。
転職後は、Webサイト制作の営業として、地方の制作会社・代理店のパートナー開拓を担当。ヒアリング力と関係構築力を生かし、リピート率の高い顧客を複数社獲得しています。数字を追い、仮説と改善を回してきた経験が、そのままWeb領域のアカウントディレクションに転用された例です。

選考で評価されるコミュニケーションと情報整理の力

Webディレクターでは、「テクニカル知識」よりも、情報整理とコミュニケーションの質が重視されます。面接や選考課題では、
・顧客の要望と前提条件を、箇条書きで正しく整理できるか
・スコープ、納期、修正回数、検証範囲などを言語化できるか
・社内のテクニカルディレクターに、抜け漏れなく共有できるか
といったポイントが見られます。
普段から、商談メモや日報を「目的/現状/課題/打ち手/次アクション」で整理する習慣をつけておくと、こうした力は自然と磨かれます。選考時には、実際のメモやフォーマットを見せるのも有効です。

「今の経験のままでも戦える」ための次の一歩

30代からのキャリアシフトでは、「全部学んでから動く」のではなく、
1. 職務経歴書に数字とストーリーを載せる
2. Web制作・WordPressの基礎を押さえる
3. 営業資料や改善提案をポートフォリオ化する
という3ステップを短期間で回すことが現実的です。
そのうえで、Web制作会社やコーディング・保守サービスのように、「顧客との関係構築」と「社内連携」が求められるポジションを選ぶと、これまでのキャリアを生かしやすくなります。今の経験を丁寧に棚卸しし、Web文脈に翻訳することが、ディレクター職への一番の近道です。