2026.09.09

制作会社・代理店の「裏側」がわかると営業がもっと楽しくなる:Web業界のプレイヤー相関図ガイド

営業環境のこと
# Web制作フロー# コーディング代行活用# 保守運用サービス# 広告代理店営業# 稟議・決裁プロセス

Webサイト制作の主なプレイヤーと役割

1つのWebサイトの裏側には、主に次のプレイヤーがいます。
・クライアント(発注企業)
・広告代理店(課題整理・企画・全体予算管理)
・制作会社(情報設計・デザイン・ディレクション)
・コーディング代行(実装のボリューム対応・専門作業)
・保守運用会社(更新・セキュリティ・軽微改修)
営業として関わるときは「誰が全体を仕切っているか」「どこまで自社でやり、どこから外注か」を早めに把握することが肝心です。特に地方の制作会社・代理店は、社内リソースが限られ、実装・保守部分をパートナーに任せているケースが多くなります。

案件フロー:初回打ち合わせ〜見積までの“壁”

典型的な流れは、
①初回ヒアリング(課題・予算感・公開希望日)
②要件整理(ページ数・機能・CMS有無)
③概算見積・提案

稟議の壁が出やすいのは、
・概算と正式見積の差額が大きい
・納期と予算のトレードオフが曖昧
ここで「作業の分解」ができる営業ほど信頼されます。どこまでを社内で担い、どこから外部パートナーに回せば予算内に収まるかを一緒に組み立てるイメージです。

制作〜公開:実は“手が足りないゾーン”をどう支えるか

デザイン決定後は、
・コーディング(HTML/CSS/JS、WordPress実装)
・テスト(表示崩れ、フォーム、動作確認)
・公開作業(本番反映、DNS切り替えなど)
が一気に走ります。多くの地方制作会社・代理店では、
「デザイナーはいるが、フロントエンドが1人しかいない」
「WordPressが得意な人が退職して属人化している」
といった“実装のボトルネック”が起きがちです。
MARUTTOのようなコーディング代行を組み込むと、
・デザインまでは自社
・実装〜テストを外部
という分業がしやすくなり、営業としても「納期を守れるか」の不安を減らせます。

公開後〜保守運用:長期関係をつくるポイント

公開後も、
・文言・画像差し替え
・イベントやキャンペーンページの追加
・WordPressやプラグインのアップデート
・セキュリティ対策、復旧対応
といったニーズが続きます。
運用体制が弱い制作会社・代理店ほど、ここで負荷が溜まりがちです。保守サービスをセットで提案できると、
・制作側:工数の読めない細かい依頼から解放
・クライアント側:安心して長く使える
という構図をつくれます。営業としては「毎月いくらの安心を買ってもらうか」という継続モデルで関係性を育てられます。

決裁者・稟議ポイントを読む営業の視点

誰が決裁者になりやすいかは、会社規模と案件タイプで変わります。
・中小企業:社長 or役員決裁が多く、「信頼できるか」「総額」の一言がカギ
・大手企業:マーケ・人事部長クラスが決裁で、「実績」「リスク説明」「社内説明のしやすさ」が重要
稟議の壁は、
・比較対象(他社見積)がない
・投資対効果の説明材料が弱い
ときに厚くなります。
営業としては、
「御社が社内で説明するとき、どんな資料や言い回しがあると話しやすいですか?」
と一歩踏み込んで聞けると、単なる見積提示役から“社内調整の伴走者”にポジションを上げていけます。

信頼されるパートナー営業になる会話ネタ・質問例

制作会社・代理店と話す際は、「売上」より「現場の詰まり」にフォーカスした質問が有効です。例として、
・「直近3ヶ月で、どんな案件が一番しんどかったですか?」
・「デザインまでは順調でも、どこで手が足りなくなりがちですか?」
・「WordPressまわりで、正直ヒヤッとした経験はありますか?」
・「今、社内で“この人がいないと回らない”工程はどこですか?」
こうした質問から、
「じゃあ、そこだけ切り出して一緒にやりませんか?」
と提案できると、単発の下請けではなく「困りごとを一緒に整理してくれる相棒」として見られやすくなります。

この業界で営業スキルを活かすキャリアのイメージ

Web業界の面白さは、
・課題が毎回違う(採用、EC、ブランディングなど)
・チーム戦で成果を出す(営業×制作×エンジニア)
・提案次第でクライアントの事業インパクトが変わる
ところにあります。
行動量×改善で数字を追ってきた経験、リピート・紹介を生む関係構築が得意な人ほど、制作会社・代理店営業との相性は高い領域です。
MARUTTOのような実装・保守を支えるサービスに立つと、数多くの現場と案件フローを横断的に経験でき、「Web業界全体を見渡せるアカウントディレクター」というキャリアを描きやすくなります。