「スピード×質」で選ばれる。MARUTTO営業が実践するWordPress案件ヒアリングシート大公開
WordPress案件ヒアリングの全体像:まず押さえる5ブロック
MARUTTOの営業がWordPress案件で使うヒアリングシートは、次の5ブロックで構成されています。
- プロジェクト概要(目的・ゴール・背景)
- サイト構成・コンテンツ量(ページ数・テンプレ数・流用の有無)
- 機能・CMS要件(投稿タイプ・権限・フォーム・検索など)
- 制作・検証条件(スコープ、納期、修正回数、検証範囲)
- 運用・保守(更新体制、保守の要否・範囲)
「全部を深掘りする」のではなく、「どこが決まっていて、どこが未確定か」を短時間で切り分けるのがポイントです。未確定部分は「あとで一緒に詰める前提」としてメモしておくと、提案スピードを落とさずに進行できます。
スコープと前提条件:抜け漏れを防ぐ3つの質問テンプレ
制作会社・代理店との商談では、スコープと前提条件のズレが、のちのトラブルに直結します。MARUTTOでは次の3つを必ず確認します。
- 「今回のご依頼範囲はどこからどこまでですか?」(デザイン有無、WP構築のみかなど)
- 「クライアントさまの社内で対応予定の作業はありますか?」(原稿・画像・入稿作業など)
- 「今回は“やらないこと”も一緒に決めておいてよいですか?」(多言語、会員機能など)
会話しながらシートに「やること/やらないこと/検討中」とラベルを付けて整理することで、テクニカルディレクターへの引き継ぎも一気にクリアになります。
納期・修正回数・検証範囲を揃えるトークの型
スピード感を大切にする制作会社ほど、「いつ出せる?」と聞かれがちです。そこで、まず先に「決め方の型」を共有します。
- 納期:「最終公開希望日」と「社内・クライアント確認に必要な日数」を逆算してもらう
- 修正回数:「大きな仕様変更」と「文言・画像差し替え」を切り分けて確認
- 検証範囲:主要ブラウザ、SP/PC、実機検証の範囲を具体的に聞く
トーク例として「トラブルを避けるために、先にここだけ一緒に決めさせてください」と目的を明示すると、価格の話より前でもスムーズにヒアリングできます。
WordPress特有のヒアリング:最低限おさえるチェック項目
技術ガチ勢でなくても、WordPress案件で必ず聞くべきポイントは決まっています。
- 既存サイトの有無とテーマ:新規構築かリニューアルか、既存テーマ・プラグインの利用有無
- 更新の仕方:「誰が・どの頻度で・何を更新するか」(投稿タイプ設計に直結)
- 権限とワークフロー:編集者、投稿者などのロール分けの要否
- フォーム・お問い合わせ:プラグイン利用可否、外部サービス連携の有無
分からない用語が出たときは、その場で深追いせず「技術側にベストなパターンを確認します」と預かり、シートのメモ欄に「追加確認」と明記しておきます。
テクニカルディレクターへのバトン:信頼される引き継ぎフォーマット
MARUTTOでは、営業からテクニカルディレクターへの引き継ぎ時に、必ず次の3ブロックで整理します。
- ビジネスゴール:クライアントの目的、KPIイメージ、背景事情
- 決まっていること:スコープ、納期、予算感、優先度の高い条件
- まだ揺れていること:技術検討が必要な点、クライアント側の未決事項
ここに「営業としての仮説(A案/B案)」を1行でも添えると、技術側は検討の起点を持てます。結果として、戻ってくる提案の質もスピードも上がり、営業自身の信頼にもつながります。
受注後のコミュニケーション:営業が価値を出す場面
テクニカルディレクターが前面に出るフェーズでも、営業の役割は明確です。
- 「決める会議」と「共有する会議」を分け、関係者の工数を最小化する
- 技術的な説明を、クライアント・代理店向けに翻訳して伝える
- 小さな仕様変更も、影響範囲と工数感を整理してから相談する
「いまの一言、クライアント向けに言い換えるとこうですか?」と場で確認しながら進めると、技術側との共通言語も増え、チーム全体のストレスが減ります。
「技術が専門じゃなくても安心して任せてもらえる」営業になる
WordPress案件で選ばれる営業は、「詳しいことを全部答えられる人」ではなく、「必要な情報を正しく集め、チームに渡せる人」です。実務ベースのヒアリングシートとトークの型があれば、
- スコープ・納期・修正・検証・前提条件を短時間で整理できる
- テクニカルディレクターの判断スピードと精度を高められる
- 制作会社・代理店から「この人に任せれば安心」と言われる
スピードと質を両立する営業スタイルは、一度身につければ案件やクライアントが変わっても再現できます。あなたの営業キャリアの軸として、ぜひ自分なりのヒアリングシートと会話パターンを磨いてみてください。