2026.08.13

AI時代のWeb制作現場で『人にしかできない仕事』に集中する。ジェイ・ラインのAI活用&業務効率アップ術

Webディレクター仕事のこと
# AI業務効率化# UIUX設計# Web制作現場# エンジニアリング支援# ディレクション術

ジェイ・ラインが考える「AIで増やす余白」と人の役割

ジェイ・ラインでは、AIは「置き換え」ではなく「余白を生むツール」と位置づけています。

情報収集や叩き台づくり、テストケース洗い出しなど、再現性の高い作業は積極的にAIへ委ねる。

一方で、「コンセプト設計」「顧客との対話」「最終的な品質判断」は人が担う前提を崩しません。
AIに任せる領域を明確に線引きすることで、ディレクターやデザイナー、テクニカルディレクターが、クライアントの本質的な課題理解や、クリエイティブの精度を高める時間に集中できる体制を整えています。

職種別:WebディレクターのAI活用シーン

Webディレクターは、企画初期の「広く・速く」考えるフェーズでAIを活用します。

例えば、
・ペルソナに基づくユーザーストーリー案の洗い出し
・企画案のブレスト用たたき台(3〜5案)作成
・競合サイトの特徴整理や構成パターンの抽出
・インタビュー記事の構成案比較や見出し候補の生成
といったアウトプットをAIで短時間に用意し、そのうえで「どの案がクライアントの事業・採用課題に本当に効くか」は人が精査します。

あくまで意思決定はディレクターが握る運用です。

職種別:UI/UX・テクニカルのAI活用シーン

UI/UXデザイナーは、ワイヤーフレームやUIパターンの発想補助としてAIを活用します。
・特定業界のベストプラクティスUIの収集・要素分解
・ユーザーフローのバリエーション案生成
・マイクロコピーやエラーメッセージの文言案作成

テクニカルディレクターやエンジニアは、
・コードレビュー時の改善ポイント候補提示
・テストケースの洗い出しやパターン網羅確認
・API仕様書からの実装方針比較案の作成
などに用いています。最終的な設計判断や、ユーザーへの体験価値の整合性確認は、人が責任を持って行います。

AIに聞く前に「ここだけは自分で考える」チェックポイント

AIを活かすほど、「最初に自分で考える範囲」が重要になります。ジェイ・ラインでは、次のようなポイントを意識しています。
・プロジェクトのゴールとKPIは何か
・誰の、どんな状況での課題を解決したいのか
・クライアントやブランドが絶対に外せない価値観は何か
・今回のAI利用目的(発想補助なのか、漏れのチェックなのか)
これらを自分の言葉で整理してからプロンプトを設計することで、「汎用的な答え」ではなく「案件固有の解決策」に近いアウトプットを引き出しやすくなります。

残業を減らしたAI活用ストーリー:あるディレクターの場合

採用サイト案件を多く担当する20代後半のWebディレクターは、かつてはリサーチと構成案づくりで夜遅くまで残ることがありました。

現在は、
・競合・類似事例のファクト収集をAIで一次整理
・構成案を2〜3パターン自動生成し、良い要素だけを組み合わせる
・インタビュー原稿の「要約+見出し案」をAIに出してから微調整
というフローに変更。初期アウトプットにかかる時間が大幅に短縮され、空いた時間でクライアントとの打ち合わせ準備や、採用広報のトレンドキャッチアップに充てられるようになりました。

AIを味方にしたキャリア形成と学びの環境

ジェイ・ラインでは、AIの使い方そのものも「仕事のスキル」と捉え、チーム内でプロンプトや活用事例を共有しています。

・案件ごとのプロンプトテンプレート化
・失敗例も含めたナレッジ共有ミーティング
・AIで作成したアウトプットへのフィードバックを通じた教育
を行い、「誰か一人の属人的な使い方」にしない仕組みづくりを重視。AIに任せる部分を増やしながら、人にしかできない対話力・仮説構築力・判断力を伸ばすことで、Webディレクターやデザイナーとしての市場価値を高めていく土壌を整えています。