2026.08.04

MARUTTO案件で分かる!テクニカルディレクターの1案件まるっと実況レポート(WP保守つきバージョン)

テクニカルディレクター人のこと仕事のこと会社のこと
# Web制作進行管理# WordPress保守# サーバー運用# テクニカルディレクション# 見積り設計

問い合わせ〜営業と「ざっくり整理」するフェーズ

ある日、営業担当とのチャットに「MARUTTO+WP保守で相談きました!」と一報が入ります。ここでテクニカルディレクターが最初にやるのは、いきなり技術に入ることではなく、営業と一緒に「案件の輪郭」を整えることです。

例えば、チャットボードにはこんなメモが並びます。

  • 目的:採用強化/更新は月1〜2回
  • 規模:10P前後、ニュース更新はクライアント側
  • 保守:問い合わせフォーム不具合時の一次対応も希望

この段階では「できる/できない」より、「どこまでをMARUTTOに任せたいのか」を営業と一緒に言語化していきます。

見積サポート〜どこからテクニカルディレクターが主導権を握るか

案件の輪郭が見えたら、見積の粗組みは営業、内訳の精度を上げるのはテクニカルディレクター、という役割分担に切り替わります。タスクボード上では、

  • 構成案・ワイヤー有無の確認
  • WP機能要件(カスタム投稿・検索など)の洗い出し
  • 保守で想定される「軽微修正」の範囲定義

といったチェック項目をテクニカルディレクターが埋めていきます。「ここまでならMARUTTO標準」「ここからは追加開発」という線引きも、このタイミングで営業とすり合わせます。

制作進行〜どこまで自分で手を動かし、どこから任せるか

受注が決まったら、テクニカルディレクター主導でプロジェクトが動き出します。キックオフミーティングでは、

  • クライアント:ゴールと運用イメージを共有
  • 社内コーダー:技術的な制約とスケジュールを共有

という二つのレイヤーを橋渡しします。コーディング自体は社内コーダーが担当しますが、テクニカルディレクターが手を動かす場面もあります。例えば、

  • ベーステーマの選定と環境構築
  • 複雑なテンプレートの設計だけテクニカルディレクターが先に組む

といった「土台づくり」を自分で行い、量産部分をチームに渡すイメージです。

公開〜サーバ/ドメイン周りの“最後の砦”として

公開前後は、テクニカルディレクターの存在感が一番濃くなるタイミングです。タスクボードには、

  • ステージングでの最終表示確認(レスポンシブ/フォーム/速度)
  • DNS切り替え手順の確認と夜間公開の段取り
  • バックアップ取得とロールバック手順の共有

などが並びます。公開当日は、営業とのチャットで「今から切り替えます」「フロントOK/管理画面OK」などを実況しつつ、クライアントにも状況を報告。トラブルが起きた場合の初動判断もテクニカルディレクターの役割です。

運用保守〜“受注後の伴走役”としてのリアル

公開後、WordPress保守がスタートすると、案件は「短距離」から「マラソン」に変わります。問い合わせの多くは、

  • 文言修正・画像差し替えといった軽微改修
  • 固定ページ追加などの小規模拡張
  • 「ここ自分たちで更新したい」のレクチャー依頼

です。オンラインミーティングで管理画面を共有しながら、「このカスタム投稿がニュースです」「ここを触るとレイアウトが崩れやすいです」といったポイントを解説。クライアントが自走できるほど、保守は「攻めの提案」にシフトしやすくなります。

チャットログとタスクボードに見る、テクニカルディレクターの思考プロセス

実務で残る「痕跡」は、チャットとタスクボードです。テクニカルディレクターの仕事は、ここにどれだけ“判断ログ”を残せるかで質が変わります。例えば、

  • チャット:仕様変更の背景や、代替案をテキストで整理
  • タスク:誰が見ても分かる粒度で分解し、期限と優先度をセット

を徹底しておくと、後から参加したメンバーも迷いません。「なぜこうしたのか?」が追える状態をキープすることが、複数案件を並行するテクニカルディレクターには重要です。

未経験からテクニカルディレクターを目指す人が“上流に寄っていく”ためのステップ

今はコーダーだけど、いずれテクニカルディレクター側に回りたい人は、いきなり肩書きを変える必要はありません。まずは日常業務で、

  • 実装前に「この仕様の目的は?」と一言確認する
  • タスクの工数見積を自分なりに出してみる
  • 納品時に「次に困りそうな点」を1つメモして共有する

といった“小さな上流行動”を増やしてみてください。MARUTTOのような代行サービスでも、こうした積み重ねが、気づけば「プロジェクトのハブ」になっていく近道になります。