2026.09.24

学校サイトは“更新されて効果を発揮”!UI/UXデザイナーが運用フェーズで価値を出すための3つのしかけ

Webデザイナー仕事のこと
# UIUX設計# WordPress運用# コンテンツ整理# 学校ホームページ運用# 更新しやすいデザイン

学校サイトで気をつけること

学校サイトが崩れがちなのは、「運用する人」の視点が抜け落ちるからです。
・更新担当はWebに詳しくない教職員
・年度ごとに担当が変わる
・PCもスマホも「とりあえず動けばOK」になりがち
この前提を無視して、「きれいなトップページ」と「複雑なテンプレート」を渡してしまうと、1年後にはリンク切れとPDFだらけの迷子サイトに。
だからこそ、デザイナー側が「誰が・どの頻度で・どんなツールで触るか」まで想像したUI/UX設計をすることが、運用フェーズで価値を出す第一歩になります。

しかけ1:職員でも迷わない更新フロー前提のコンポーネント設計

ジェイ・ラインでは、WordPress保守チーム(MARUTTO)と連携し、「管理画面から逆算して」コンポーネントを設計します。
・1ニュース=1ブロックで完結するカード
・「画像+タイトル+本文+公開日」程度に項目を最小限化
・レイアウト崩れにつながる装飾は極力プリセット化
更新担当の「ここを埋めればOK」が一目でわかるUIにすることで、引き継ぎが発生しても運用品質が落ちません。管理画面のフィールド構成を意識したワイヤーにしておくと、開発側との共通言語にもなり、後々の改修もスムーズになります。

しかけ2:ニュースとイベントを分けて“探しやすさ”を守る

学校サイトでよくあるのが、「お知らせ」に全部詰め込んでしまうパターンです。入試情報、学校行事、緊急連絡が同じリストに並ぶと、閲覧者も職員も迷子になります。
そこでジェイ・ラインでは、初期設計の段階で以下を分離するケースが多くあります。
・ニュース(事務連絡・リリース)
・イベント(説明会・オープンキャンパス)
・重要なお知らせ(休校・災害対応など)
カテゴリーだけでなく、一覧ページのUIも用途ごとにチューニング。イベントは日付と申込導線を強調するなど、「更新され続ける前提」で情報の賞味期限を可視化します。

しかけ3:在校生の声は“差し替え前提”のレイアウトで

在校生・卒業生の声は、学校サイトの肝となるコンテンツですが、そのままでは1〜2年で古くなります。
ジェイ・ラインでは、あえて「差し替えやすさ」を優先したデザインにすることが多いです。
・顔写真比率を固定し、トリミングしやすく
・見出しとコメント文字数の目安をデザインで示す
・学科タグや年度タグをコンポーネント化
これにより、写真とテキストを入れ替えるだけでクオリティを維持。更新担当が「デザイン崩れそうだから触りたくない」と感じないUIは、長く効く資産になります。

MARUTTO保守チームとの連携で実現する“更新されやすいUI”

運用フェーズで価値を出すには、デザイン単体ではなく、「仕組み」とセットで考えることが重要です。
ジェイ・ラインでは、WordPress保守を担うMARUTTOチームとセットで学校サイトを支えています。
・想定される更新タスクを洗い出してからUI案をつくる
・「ここは職員更新」「ここは保守チーム対応」と役割を分ける
・運用開始後の問い合わせ内容を次回リニューアルや改修にフィードバック
このサイクルの中で、デザイナーは「学内フローまで含めたUX」を改善し続けるポジションとして機能します。

ディレクター・テクニカルディレクターと組んで育てるサイト

学校サイトは公開して終わりではなく、「毎年少しずつ育てる」プロジェクトです。
社内のディレクターやテクニカルディレクターと組むことで、デザイナーは以下のような関わり方ができます。
・アクセス解析や問い合わせ内容を前提にしたUI改善提案
・入試広報や採用戦略と連動したコンテンツ設計のアップデート
・年度更新時の「どこまで自走してもらうか」の線引き設計
こうした運用改善の提案を積み重ねていくことで、学校側から「守りと攻め、両方を任せられるパートナー」として信頼され、デザイナー自身のキャリアの軸も「作る人」から「成果を設計する人」へと広がっていきます。