2026.06.04

「手が足りない制作会社」を救う仕事ってどんな働き方?テクニカルディレクターの1日をまるっと公開!

テクニカルディレクター仕事のこと
# Web制作現場# WordPress構築# 品質チェック# 技術ディレクション# 案件進行管理

テクニカルディレクターって?

テクニカルディレクターは、Web制作の技術面を統括しながら、クライアントの要望を具体的なサイト仕様へ翻訳する橋渡し役です。
WordPress構築やサーバ・ドメインまわりの知識をもとに、要件整理から公開作業、運用サポートまでを一貫してリードします。
単なるコーダーではなく、「どう作るか」を設計し、品質・工数・スケジュールをバランスよくコントロールするポジションです。

10:00〜10:30 朝イチは「今日こなす山」を整理する

出社後まずやるのは、メール・チャット(Slackなど)とタスク管理ツールの確認です。
MARUTTO案件と受託制作案件が並行するため、納期と工数をざっと洗い出し、「今日中に自分が判断すること」「コーダーに任せること」を仕分けします。
ここで意識するのは「自分がボトルネックにならないこと」。相談が必要そうな案件は午前中にクライアントへ一報を入れ、返信待ちの時間を午後のコーディングや品質チェックに充てられるよう逆算します。

10:30〜12:00 要件ヒアリングと“地雷回避”の事前確認

午前の山場はクライアントとの打ち合わせ。新規のWordPressサイト構築や改修相談が多く、要件ヒアリングでは次のポイントを必ず押さえます。
・目的(採用強化・問い合わせ増など)
・更新運用の体制(社内更新の範囲・頻度)
・既存サーバ/ドメイン情報と制約
・「やりたくないこと」「避けたい表現」
この「NG条件」を早めに聞いておくと、後半でデザインや仕様の差し戻しが激減します。
打ち合わせログはその場で箇条書き化し、社内共有まで一気に終わらせるのがコツです。

13:00〜16:00 複数案件をどう並行して回す?

MARUTTOの案件では、あらかじめ用意された専用フォーマットを活用し、必要な情報を整理したうえでコーダーへ具体的な指示を出していきます。
単に項目を埋めるだけでなく、「どのような意図でその仕様にしているか」まで言語化することで、遠隔のメンバーとも齟齬なく進行できる体制を整えています。
受託制作では、ワイヤーや構成案に細かくコメントを追加し、グレーな部分や判断が分かれそうなポイントを事前に潰しておくのがスタイルです。
結果として、実装段階での手戻りを抑えつつ、クライアントが期待するクオリティとスケジュールを守るディレクションを徹底しています。

16:00〜18:00 品質チェックと公開前の最終チェック

夕方は品質チェックタイム。本番公開前や大きな改修のリリース前は、チェックリストをもとに確認します。
・フォーム送信テスト(エラー表示/サンクスページ)
・スマホ表示の崩れ・クリック領域
・OGP/タイトル・ディスクリプション
・WordPress権限設定
・本番サーバの状態を再度チェック
細かいようで、ここを外すと信頼を失います。
気づいた改善点は「今すぐ直す」「次回リリースで改善」の2段階に分け、無理に今日すべて抱え込まないのも、残業を増やさないコツです。

18:00〜19:00 運用保守対応とタスク整理

終業前は、既存サイトの運用保守やタスク整理をします。
運用保守でよくあるのは「画像差し替え」「ニュース投稿のレクチャーマニュアル作成」「プラグイン更新の相談」など。
ここで意識するのは「ただ作業する人」にならないこと。
・同じ依頼が続いていないか
・運用フローを変えれば負荷が下がらないか
といった視点で、簡単な改善提案も添えて対応します。小さな提案の積み重ねが、次のリニューアル相談や別案件の紹介につながる時間帯です。

残業を増やさずマルチタスクを回すコツ

テクニカルディレクターは「自分で手を動かす」仕事と「判断する」仕事が混ざります。
残業を抑えるポイントは、
・毎朝のタスク整理をかかさないこと
・10分以内で終わる雑務は、MTG直後など細切れ時間で処理
悩んだら一人で抱え込まず、まずは周囲に相談

テクニカルディレクターの1日は、派手さはなくても「制作会社の手が足りない」を静かに支える連続です。
・技術的に何ができるかを理解しつつ
・ビジネスとして何を優先すべきかを判断し
・チームが迷わないよう道筋をつくる
この3つをバランス良く担える人は、クライアントにとっても社内にとっても欠かせない存在になります。
単にコードを書くのではなく、「つなぎ、整える」役割に楽しさを見出せるなら、テクニカルディレクターは、次のキャリアの有力な選択肢になるはずです。