2026.06.05

UI/UXデザイナー転職で“本当に”見られている5つのスキル──ジェイ・ラインの採用目線をぜんぶ話します

Webデザイナー仕事のこと
# Webデザイナー転職# デザインの言語化# プロトタイピング# ポートフォリオ作成# 情報設計

選考フローの中で、どこをどう見ているのか

ジェイ・ラインでは、中途UI/UXデザイナーの選考で「ポートフォリオの見栄え」だけは見ていません。ざっくりとした流れは、書類・ポートフォリオ選考→1次面談(現場メンバー/マネージャー)→最終面談という構成です。

それぞれのフェーズで見るポイントは少しずつ違います。

  • 書類:経験の幅・扱ってきた案件規模・ツール
  • ポートフォリオ:5つのコアスキルの有無
  • 面談:思考プロセスとコミュニケーションの質

ここから、その「5つのコアスキル」を具体的に整理していきます。

① 情報設計・ユーザー導線設計:どこまで“設計図”を描けるか

まず一番はじめに見るのが、「情報をどう整理し、ユーザーをどこに導くか」という設計力です。コーポレートサイトや採用サイト、LPなどで、

  • 誰に何を伝えるサイトか
  • ユーザーが最終的に取るべき行動は何か
  • そのためにページ構成・ナビ・セクションをどう組んだか

を説明できているかがポイントです。ポートフォリオでは、完成デザインだけでなく、サイトマップ、ワイヤー、簡単なペルソナやカスタマージャーニーを1〜2ページ添えておくと、「設計から考えられる人」と伝わりやすくなります。

② Figma/XDを軸にしたプロトタイピング力:手が速く、共有がうまいか

ツールの“種類”よりも、「どれくらいきちんと使いこなしているか」を見ています。特にFigma/XDでは、

  • コンポーネント・オートレイアウト等を使った設計の効率化
  • インタラクションやアニメーションを使った画面遷移の共有
  • コメント機能を使ったディレクター・エンジニアとのやりとり

などが実務では重要です。ポートフォリオには、静止画キャプチャだけでなく、「プロトタイプリンク」「コンポーネント設計の一部画面」へのリンクを載せると、現場目線ではかなり評価しやすくなります。

② デザイン意図を言語化するコミュニケーション力

面談で必ず聞くのが、「なぜこのデザインにしたのか」。ここで知りたいのは、好みではなくロジックで話せるかどうかです。

  • ターゲットの仮説(年齢・職種・状況など)
  • その人にどう感じてほしくて、色・余白・写真をどう選んだか
  • クライアントからのフィードバックをどう整理し反映したか

などを、自分の言葉で説明できると強いです。ポートフォリオでは「課題/目的」「狙ったこと」「実際の結果」を1プロジェクトにつき数行でいいので添えておくと、「対話できるデザイナー」だと伝わります。

③ エンジニア/ディレクターと噛み合うコラボスキル

ジェイ・ラインの案件は、多くがディレクター・ライター・エンジニアとのチーム仕事です。そのため、

  • ディレクターからの要件をどう咀嚼してデザインに落としたか
  • エンジニアと実装難易度や工数を相談しながらUIを調整した経験
  • 進行中の仕様変更をどう整理し、チームに共有したか

といったコラボ経験を重視します。ポートフォリオには「自分の役割」「他職種との連携ポイント」「そこで意識したこと」を短く書いておくと、実務シーンがイメージしやすくなります。

④ 成果につながるUI改善提案力:ビフォー/アフターを語れるか

評価が上がりやすいのが、既存サイトの改善事例です。たとえば、

  • 応募フォームの離脱率が高かった → 入力ステップの再設計
  • 採用サイトでエントリーが少なかった → 動機形成コンテンツの追加
  • ECでカート投入率が低かった → 商品詳細の情報構造を変更

など、「課題 → 仮説 → 改善案 → 結果(定性でも可)」の流れがあると、UI/UXデザイナーとしての実力が伝わります。数値が出せない場合も、「問い合わせが増えた」「クライアントから継続依頼をもらえた」など、効果を示すエピソードがあると良いです。

今日からできるポートフォリオの磨き方チェックリスト

最後に、上記5つのスキルが伝わるポートフォリオになっているか、簡単に自己チェックしてみてください。

  • 各案件に「ターゲット」「目的」「KPIまたはゴール」が一言入っているか
  • サイトマップやワイヤーなど、情報設計のプロセスが1〜2例載っているか
  • 「自分の役割」と「他職種との連携ポイント」を明記しているか
  • 改善前後の比較や、成果・学びを短くまとめている案件があるか

すべてを一気に整える必要はありませんが、1案件ずつでも“設計や意図が見える状態”にしていくことで、選考側から見えるあなたの実力は大きく変わっていきます。