2026.05.21

中堅Webディレクターが“次のキャリア”に進むために、本当に必要な5つのスキルとは?―ジェイ・ラインの現場で求めていること、全部話します

Webディレクター仕事のこと
# UX設計# Webディレクター# プロジェクトマネジメント# 採用サイト改善# 要件定義

戦略レベルの要件定義力――「ページ仕様」ではなく「事業ゴール」を描く

中堅層のディレクターには、「●●ページを作る」ではなく「事業・採用の成果をどう変えるか」まで踏み込んだ要件定義が求められます。ジェイ・ラインで多いのは、採用サイトのリニューアル案件。
例えば「応募数を増やしたい」という相談に対し、

・必要な職種ポートフォリオの設計
・母集団形成〜定着までのボトルネック整理
・自社サイトと求人媒体の役割分担

まで分解し、KPIとロードマップに落とし込むイメージです。
要件定義書にも、画面・機能だけでなく「採用戦略の前提条件」や「運用体制」「評価指標」をセットで書ける人ほど、社内外での裁量と年収が上がりやすいポジションになります。

採用・ブランディング視点のUX設計力――「応募したくなる体験」をつくる

採用・ブランドサイトでは、単なる使いやすさ以上に「この会社で働く自分をイメージできるか」が勝負どころです。ジェイ・ラインでは、ペルソナのキャリア観や価値観をかなり細かく言語化し、その人がたどる「情報接触〜応募〜入社」までのストーリーを設計します。
あるメーカーの採用サイトでは、

・候補者の“不安”を時系列で洗い出し
・その不安を解消するコンテンツと導線を配置
・社員インタビューや制度紹介を「転職の意思決定プロセス」に合わせて再構成

したことで、サイト経由応募が約2倍になりました。画面構成を作るだけでなく、「候補者の心理変化」を前提にUXを組めるかが、次のレベルへの分岐点です。

複数案件を回すプロジェクトマネジメント――「詰まらせない」ディレクション

30代ディレクターには、3〜5案件を並行して回しながらクオリティも担保する力が求められます。重要なのは「自分がボトルネックにならない設計」です。
ジェイ・ラインの現場では、

・WBSを出すだけでなく、リスクが高いタスクを前倒し配置
・クライアント・社内メンバーの“レスのクセ”を加味したバッファ設計
・定例MTGでの「判断待ちタスク」の見える化

などを徹底しています。
結果として、スケジュール遅延を防げるだけでなく、リソース配分や見積もり精度も上がり、売上・粗利へのインパクトが見えやすくなります。ここまで管理できる人は、マネージャー候補として評価されやすいポジションです。

クライアントと“伴走”する関係構築力――「発注側」ではなく「同じチーム」にする

採用・ブランド領域は、ローンチして終わりではありません。採用市場や社内状況が変わるたびに、メッセージや導線のアップデートが必要になります。
ジェイ・ラインでは、

・人事・経営層との定例ミーティングで「採用戦略そのもの」を議論
・データをもとに、媒体と自社サイトの投資配分を提案
・現場社員も巻き込みながら、半年〜1年単位で改善サイクルを設計

といった形で、クライアントと長期的に伴走します。
ポイントは「問い合わせ対応係」にならず、先回りして“次にやるべき打ち手”を提案し続けること。その関係性をつくれるディレクターほど、指名を受ける機会が増え、結果として裁量も広がっていきます。

チームを巻き込むリーダーシップ――自分でやるより「できる状態をつくる」

プレイヤーとしては優秀でも、「全部自分で抱える」スタイルのままでは、30代以降の成長が頭打ちになりがちです。
ジェイ・ラインの案件では、

・若手ディレクターやデザイナーに任せる範囲を意図的に設計
・レビュー基準やナレッジをテンプレート化して共有
・失敗を責めず「次に活かすチェックポイント」を一緒に言語化

といったマネジメントを通じて、チーム全体の底上げを図っています。
「自分がいなくても回るプロジェクト」を増やせる人は、組織視点での貢献度が高く評価され、組織づくりや新規事業など、より上流の仕事を任されやすくなります。

どう伸ばし、どう伝えるか――年収・裁量につながるアピールのコツ

これら5つのスキルを伸ばすには、まず「どの案件で、どのスキルを発揮したか」を整理することが有効です。職務経歴書やポートフォリオでは、

・プロジェクトの目的(事業・採用のゴール)
・自分の役割と意思決定ポイント
・具体的な打ち手と、その背景にある戦略やUXの考え方
・数値面・定性的な成果

をセットで書くと、戦略〜実行までの一貫性が伝わります。
ジェイ・ラインの選考では、「単発の制作実績」よりも「クライアントと長く伴走し、改善し続けたストーリー」を重視します。読み手がそのプロジェクトに一緒に関わっているかのようにイメージできるレベルまで、プロセスを言語化してみてください。