AI時代のテクニカルディレクターって何するの?ジェイ・ラインで広がるキャリアの選択肢
コーダーだった私が、「書かない勇気」を覚えた話
正直に言うと、昔の私は「自分で書いた方が早い」と思い込んでいました。相談されても「ここは私がやりますね」と抱え込み、気づけば夜、ひとりでコードを書いているタイプです。テクニカルディレクターになった当初も、その癖は抜けず、結局コーダー時代と同じように手を動かしていました。
転機は、「自分が書くより、チーム全体の納品数を増やす方が価値がある」と腹落ちした瞬間です。そこから、「自分で書く」から「指示と仕様を言語化する」へと思い切ってスイッチしました。すると不思議なくらい、案件の回り方と、チーム全体の成果が変わっていきました。
「自分で書く」から「要件を言語化する」へ
私が最初にやったのは、「自分の頭の中にだけある仕様」を、可能な限り文章と図に落とすことです。やったことはシンプルで、例えば次のようなポイントに分解して書くだけでした。
- ゴール(この機能で、誰に何をさせたいのか)
- 制約(サーバ、CMS、スケジュールなど)
- 判断基準(ここまでできればOKとするライン)
すると、コーダーに任せる範囲が明確になり、私がレビューに集中できるようになりました。「全部自分で書く」のをやめたことで、結果として納品数と品質が両方伸びていきました。
AI時代に求められる「テクニカルディレクター像」
いまはAIがコードを書ける時代です。だからこそ、テクニカルディレクターには「何を作るか」「どのレベルまで仕上げるか」を決める力がより強く求められていると感じます。ジェイ・ラインでも、コーディング代行サービス「MARUTTO」や受託制作だけでなく、AIを活用したサービス開発・業務効率化に取り組んでいます。
その中で重要になるのは、AIや人に対して「こう動いてほしい」を正確に伝える要件定義力と、仕上がりのラインを設計する品質基準の設計力です。コードを書けるかどうか以上に、「判断できるかどうか」が問われるポジションだと感じています。
ジェイ・ラインで広がるテクニカルキャリアの選択肢
ジェイ・ラインは、コーディング代行「MARUTTO」と受託Web制作を軸に、全国の企業の制作課題に向き合っています。特徴的なのは、制作だけでなく、HRソリューションやWebマーケティング、自社メディア運営など、周辺領域にも事業を広げている点です。
テクニカルディレクターは、その中で「社内コーダーとクライアントの橋渡し役」として、要件定義から公開・納品までを一貫して見るポジションです。既存サイトの運用保守にも関わるため、現場で培ったWordPressやサーバの知識も無駄になりません。技術を軸にしつつ、キャリアの射程を横にも縦にも広げていける環境だと思います。
AI時代だからこそ磨きたい3つのスキル
「AIに仕事を奪われる」のではなく、「AIと一緒に成果を出す」ために、私が特に大事だと感じるのは次の3つです。
- 要件定義力:顧客の言葉を、仕様とタスクに翻訳する力
- 品質基準の設計力:どこまでやれば十分かを決め、ブレさせない力
- 仕組み発想力:個別案件ではなく、サービスやフローとして再利用する視点
ジェイ・ラインでは、AIを業務効率化や新サービスに活かす検討も進めています。こうしたスキルは、その土台としても強く求められていると感じます。
転職前からできる自己学習と、選考での「語り方」
「今の環境でもできること」は意外と多いです。例えば、
- 担当案件で、要件定義書やチェックリストを自分なりに整える
- AIツールを使い、コーディングやドキュメント作成の補助を試してみる
- 「なぜこの仕様にしたのか」を自分の言葉で説明する練習をする
選考の場では、「AIがある前提で、自分はどこで価値を出したいのか」を素直に言語化できると伝わりやすいです。例えば、「自分ひとりで書くのではなく、チーム全体のアウトプットを最大化する役割にシフトしたい」といったスタンスは、これからのテクニカルディレクター像とも親和性が高いと私は感じています。