2026.05.27

「低単価×高品質」を売るってこういうこと。MARUTTO営業が語る“選ばれ続ける提案術”とキャリアの伸ばし方

人のこと仕事のこと営業
# ヒアリング術# 価格競争回避# 提案スキル# 案件引き継ぎ# 法人営業

「1ページ5,000円」を“安さ売り”で終わらせない

MARUTTOの営業がまず意識しているのは、「安いから」ではなく「任せやすいから」選ばれる状態をつくることです。単価は入口であり、話すべき本質は次の3つに集約されます。

  • 経験10年以上のエンジニア+テクニカルディレクターが担当する安心感
  • 小ロット・短納期にも対応できる「社外フロントエンドチーム」という位置づけ
  • 代理店・制作会社の“社内工数を空ける”ためのアウトソースであること

「低単価なので品質はそれなり」ではなく、「この価格でこの品質・進行管理なら、社内で抱えるよりリスクが低い」という認識に変えてもらう。それが最初のゴールです。

相見積もりで価格勝負にならない“言い換え”と質問

相見積もりで「御社が一番安ければ」と言われたとき、そのまま応じると消耗戦になります。MARUTTO営業は、次のような“言い換え”と質問で土俵をずらします。

  • 「価格比較ではなく、『どこまで任せたいか』で選んでいただきたいです」
  • 「今回の制作で、社内のどの工数を一番圧縮したいですか?」
  • 「トラブルが起きたとき、一番避けたいリスクは何ですか?」

こう聞くことで、単価の話から「検証・修正対応」「ディレクション負荷」「トラブル時のリカバリ」といった付加価値の話に移せます。価格の理由を説明するのではなく、「安さ以外で選ぶ理由」を一緒に言語化するイメージです。

タイトな納期相談を“無理”で終わらせないヒアリングの型

「来週公開なんですが、いけますか?」という相談は日常茶飯事です。ここで「無理です」と即答せず、MARUTTO営業は次の3ステップで可能性を探ります。

  • 前提の分解:ページ数、テンプレ有無、CMSの有無、アニメーション量など
  • 優先度の整理:「公開に絶対必要な範囲」と「後追いで差し替えOKな範囲」を分ける
  • 条件付き提案:「初回公開はこのレベル、追加改修を●日で入れましょう」と段階案を出す

メールなら「全ページ完了」か「ゼロ」かではなく、「MUST範囲だけ死守する案」をテキストで整理して返すのがポイント。「難しいですが、こうすればいけます」というスタンスが、次の相談につながります。

リピート・紹介につながる「次回の一言」の仕込み方

単発受注で終わらせないために、MARUTTO営業は納品前後に“次回の布石”を必ず入れます。例えば、検収前のメールにこんな一文を添えます。

  • 「今回の進め方だと、次回はさらに●日ほど短縮できそうです」
  • 「WordPressの改修案件も同じ体制でお受けできます」
  • 「地方拠点の制作会社様の相談もよくいただくので、その際もお声がけください」

ポイントは、「また機会があれば」ではなく、「次にこんな案件があれば、こう役に立てます」と具体的に伝えること。相手の頭の中に「このパターン=MARUTTO」というショートカットを作るイメージで仕込んでいきます。

テクニカルディレクターとの連携で“抜け漏れゼロ”にする

営業の仕事は売って終わりではなく、「テクニカルディレクターにストレスなくバトンを渡すこと」まで含まれます。MARUTTOでは、引き継ぎ時に最低限そろえる情報をテンプレ化しています。

  • スコープ(ページ一覧、対応ブラウザ、検証範囲、修正回数)
  • 制約条件(使うCMS、既存テーマ有無、サーバー情報の扱い)
  • クライアントのこだわりポイント・NG事項

ここを丁寧に固めると、制作中の質問が激減し、クライアントへのレスポンスも早くなります。「テクニカルに詳しい営業」ではなく、「技術者が動きやすい素材を揃えられる営業」を目指すイメージです。

数字を追いながらチームで勝つ。MARUTTO営業の働き方

アウトバウンド中心で数字を追う環境ですが、個人プレーではなく「チーム営業」に近いスタイルです。日々のミーティングでは、

  • どの業界・エリアからの反応が良いか
  • どのトークやメールテンプレが刺さっているか
  • トラブル未然防止につながったヒアリング項目

などを共有し、仮説検証を高速で回しています。行動量は求められますが、「どう攻めれば受注率が上がるか」をチームで検証する文化があるので、属人的な“気合い営業”になりにくいのが特徴です。

MARUTTO営業で磨けるスキルと「5年後のキャリア」イメージ

1ページ5,000円のコーディング営業は、一見ニッチに見えますが、身につくスキルは汎用性が高いものばかりです。

  • 制作会社・代理店の意思決定プロセスを踏まえた提案力
  • 要件定義〜引き継ぎまでの情報整理・ドキュメンテーション力
  • Web制作・WordPress案件の実務感覚(工数・リスク・品質基準の肌感)

これらは将来、アカウントディレクターとして大型案件をリードしたり、自社サービスのグロースに関わったり、海外拠点と連携したWebマーケティング領域に広げていく土台になります。「営業だけ」ではなく、「Webビジネス全体を動かす人材」としての5年後を描ける環境と言えるでしょう。