プレゼンが苦手でも大丈夫。採用サイトコンペで「刺さるUI」を語るためのトーク術&スライド実例
緊張しにくくなる「台本づくり」の基本
プレゼンが苦手なデザイナーほど、「アドリブでなんとかしよう」として余計に緊張します。ジェイ・ラインのデザイナーは、まず次の3つだけを台本に落とします。
- オープニング:案件のゴールと、今日話すことを30秒で宣言
- 各ページの要約:その画面の「一言テーマ」と伝えたいポイントを2〜3個
- クロージング:ゴールにどれだけ近づけるかを一文でまとめる
一字一句覚えるのではなく、「この順番で、このキーワードだけは言う」と決めておくのがコツ。実際、同社のコンペ担当デザイナーも、台本は箇条書き+図解レベルに留め、「読まない台本」で安心感をつくっています。
UIの意図をシンプルに語る「Who/What/Why/How」
細かいUIの説明を全部しようとすると、聞き手はすぐに迷子になります。そこで使えるのが、ジェイ・ラインでもよく使うフレーム「Who / What / Why / How」です。
- Who:誰のための画面か(例:第二新卒エンジニア)
- What:この画面で何をしてほしいか(例:仕事内容への興味を高める)
- Why:なぜこの構成・UIなのか(例:スクロール完了率を上げるため)
- How:どの要素で実現しているか(例:ファーストビューの事例カード)
各ページごとに、この4つを一言でメモしておき、そのまま口に出すだけで「意図を持ったUI」に聞こえます。
「採用課題」と結びつけてUIを説明するトーク例
採用サイトコンペでは、「きれい」より「課題に効くか」が重視されます。ジェイ・ラインのデザイナーは、必ずクライアントの採用課題にひもづけて話します。
例:
「既存サイトではミスマッチ入社が多いと伺いました。そこで、この『1日の流れ』はあえてリアルな忙しさが伝わるトーンにしています。
Who:応募を迷っている20代後半の経験者
What:業務イメージを具体的に持ってもらう
Why:入社後ギャップを減らし、早期離職を防ぐため
How:テキスト量は増やしつつ、タイムラインUIで直感的に読めるようにしています。」
このレベルで語れると、「UI=採用体験の設計」として評価されやすくなります。
採用サイト提案スライドの「必須構成」とNG例
スライドは「見せたい画面順」ではなく、「意思決定しやすい順」に組むのがポイントです。ジェイ・ラインでの基本構成は次の通りです。
- 1:採用課題とゴールの整理
- 2:ターゲット像と応募までのシナリオ
- 3:サイト全体構成(サイトマップ・導線)
- 4:キーページのワイヤー/UI(Who/What/Why/How付き)
- 5:更新運用や今後の拡張イメージ
NGなのは、「トップのデザインカンプからいきなり見せる」「画面キャプチャをただ並べるだけ」。ビジュアルの前に、「このUIが何のためにあるか」を一度まとめてから見せると、納得度が上がります。
ジェイ・ライン流「プレゼンの場におけるデザイナーの立ち位置」
同社のコンペでは、デザイナーは「ページ説明役」ではなく、「採用体験全体の設計者」として前に立ちます。ディレクターが課題と戦略を話し、デザイナーが「その戦略をどうUIに落とし込んだか」をセットで説明するスタイルです。
たとえば、「エントリーフォームの離脱率を下げたい」というテーマに対し、フォームのステップ分割や入力補助、スマホでの操作感までデザイナーが自分の言葉で語ります。クライアントからもUIに対して直接フィードバックが来るため、「デザイン意図がきちんと評価される」感覚を得やすい環境です。
コンペ前にやっているリハーサルと想定質問リスト
ジェイ・ラインでは大きなコンペの前に、必ずチームでのリハーサルを行います。先輩デザイナーやディレクターが「クライアント役」として突っ込んだ質問を投げることで、本番で詰まりにくくします。
- なぜこの導線にしたのか?別案は?
- このUIはスマホでどう変わる?
- 運用担当者が更新しやすいように、どこまでテンプレ化している?
- 応募が集まらなかった場合、まずどこから改善する?
こうした質問に一度でも答えておくと、「聞かれても大丈夫だ」という安心感が生まれ、当日のプレッシャーがかなり軽くなります。