2026.05.29

採用サイトをつくるUI/UXデザイナーの仕事─ 現場デザイナーがコンテンツ設計から関わると何が変わる?

Webデザイナー仕事のこと
# コンテンツ設計# 情報設計# 採用サイト制作# 社員インタビュー活用# 職種紹介ページ

求人票では拾えない「現場の温度感」をどう設計するか

求職者が転職先を選ぶとき、一番気になるのは「このチーム、本当に自分に合うのか?」という空気感ではないでしょうか。給与レンジや福利厚生は求人票で比較できますが、日々のコミュニケーションの雰囲気や、チームでの仕事の進め方、社員がどのような想いで働いているのかといった情報も、求職者が入社後の姿をイメージするうえで大切な要素です。
ジェイ・ラインでは、こうした「温度感」を情報設計の段階から意図して扱います。ページ構成、導線、コンテンツの粒度を、ディレクターだけでなく現場デザイナーも一緒に決めることで、単なる「会社紹介」ではなく、「一緒に働くイメージ」を描けるサイトにしていきます。

デザイナーが企画から入るプロジェクト体制

採用サイト制作では、最初のキックオフミーティングからUI/UXデザイナーが参加します。クライアントの人事担当だけでなく、現場リーダーや経営層の話も直接聞き、「どんな人と働きたいか」「どんなカルチャーか」を生の言葉で把握します。そのうえで、ディレクター・ライターと一緒にサイトマップや主要コンテンツを設計。ワイヤーフレーム段階からデザイナー視点で、「ここはビジュアルよりストーリー重視」「ここは数字や図解で」など表現方法を提案します。制作フェーズに入ってから「言われたものを作る」のではなく、要件定義からデザインの解像度を上げていくスタイルです。

社員インタビューを“コンテンツ”として組み立てる

社員インタビューは、撮って載せれば済むコンテンツではありません。たとえば「UI/UXデザイナー3年目の1日」というテーマなら、単なるタイムラインではなく、転職検討者が知りたいポイントを整理します。よく出るのは、裁量の範囲、レビューの頻度、職種間連携のリアル感など。これらを軸に質問を設計し、ライターと一緒に「質問→回答→補足解説」という構成を組みます。UIとしては、長文をただ並べるのではなく、ポイントごとに見出しや強調ブロック、ミニコラムを配置。ユーザーが自分の関心に近い情報から読みやすくすることで、読み疲れしないインタビュー体験を意識しています。

職種紹介ページのUIで意識していること

職種紹介ページは、ぱっと見で「自分の仕事がどこに位置づくか」がわかることが重要です。ジェイ・ラインの事例では、事業全体の流れを簡易なフローで可視化し、その中にUI/UXデザイナーの関わりどころをマッピングしました。また、「任される範囲」と「チームで支える範囲」を分けて表示し、個人プレーかチームプレーかのバランスが直感的に伝わるようにしています。ツールやスキルセットはアイコンと短い説明で整理しつつ、過度な“必須条件”感が出ないよう、「現在活躍しているメンバーの例」として表現。見る人が自分の経験を重ねやすいUIを心がけています。

“盛りすぎない”リアルな表現の線引き

採用サイトでは、どうしてもポジティブな情報に寄りがちです。ただ、UI/UXデザイナーの多くは、きれいごとだけのサイトをすぐに見抜きます。そこで、ジェイ・ラインでは「リアルさ」を担保するために、あえて課題や大変さもコンテンツに含めます。たとえば、「まだ仕組み化しきれていないところ」「これから改善していきたいプロセス」は、表現を整えつつもきちんと明示。そのうえで、「なぜそうなっているのか」「誰と一緒に変えていくのか」をセットで伝えます。デザイナーは、トーン&マナーを整えながらも、あざとくならないビジュアルとコピーのバランスを調整しています。

企業のリアルを、求職者に届く体験へ変える

採用サイトは、企業の魅力を一方的に伝えるためのものではありません。求職者が働く人や仕事の進め方、組織の価値観に触れ、「ここで働く自分」を想像するための大切な接点です。

だからこそ、社員インタビューや職種紹介、写真やコピーの一つひとつにも、どのような情報を、どの順番で、どのように届けるかという設計が求められます。

ジェイ・ラインのUI/UXデザイナーは、画面の美しさを追求するだけでなく、企業の中にある魅力やリアルな姿を整理し、求職者に伝わる体験へと落とし込んでいきます。

コンテンツの企画段階から関わり、ディレクターやライター、エンジニアとともに、企業と求職者のより良い出会いをつくる。

それが、ジェイ・ラインで取り組めるUI/UXデザインの仕事です。