2026.05.29

UI/UXデザイナー転職で「本当に求められている6つのスキル」──採用側の視点とポートフォリオへの落とし込み方

Webデザイナー仕事のこと
# UXリサーチ# デザイン思考# ビジュアル表現# ポートフォリオ作成# 情報設計

1. ビジネスゴールとユーザー課題をつなぐ力

採用側がまず見るのは「きれい」より「何のためのデザインか」です。

たとえば、クライアントが採用サイトの応募数を増やしたい場合、デザインでは求職者が必要な情報を見つけやすく、安心して応募まで進める構成が求められます。また、問い合わせの増加を目指すコーポレートサイトであれば、サービス内容の理解から問い合わせまでをスムーズにつなぐ導線設計が重要になります。

このように

・クライアントの事業ゴール(売上・応募・問い合わせなど)
・ユーザーの課題や行動パターン

ポートフォリオでは、各案件について「背景/課題」「目指した成果」「自分の役割」「設計で工夫した点」を整理して掲載すると、意図を持って制作に取り組めることが伝わります。完成キャプチャだけでなく、結果や学びを書けると、ポートフォリオを見る側の視点に立って取り組むことが大切です。

2. 情報設計・ナビゲーション設計のスキル

UI/UXデザイナーの採用でポイントになるのが、情報を整理し、ユーザーが迷わず目的のページへ進めるように設計する力・やです。

Webサイトでは、掲載する情報が多いほど、単にページを並べるだけではユーザーが必要な情報にたどり着きにくくなります。そのため、以下のような設計が重要になります。

・サイトマップの設計
・情報の整理・優先順位付け
・カテゴリやページ構成の検討
・ユーザーの行動を想定した導線設計

が論理的に組まれているかを見ています。
たとえば採用サイトでは、求職者が最初から応募を決断しているとは限りません。会社について知り、仕事内容や働く環境を理解し、社員の声や制度を確認した上で、応募へ進むケースも考えられます。

そのため、「企業を知る」「仕事を知る」「働く人を知る」「募集要項・応募へ進む」といった情報の順序を、求職者の検討プロセスに合わせて設計することが重要です。

ポートフォリオでは、ワイヤーフレームや完成デザインだけでなく、「なぜこの順番にしたのか」「どの情報を優先したのか」「検討した別案と比べて、なぜこの構成を選んだのか」を一部でも説明できると、情報設計への理解が伝わります。

3. UXリサーチと仮説検証のスキル

ユーザー視点のデザインは、感覚だけでなく、課題を把握し、改善方法を考えるプロセスから生まれます。

たとえば、既存サイトで情報が見つけにくい、スマートフォンで読みづらい、応募フォームまで進んでも入力途中で離脱しやすいといった課題がある場合、その原因を整理し、改善につなげていく視点が必要です。

・既存サイトの構成やUIの確認
・アクセス解析やヒートマップを用いた行動の確認
・ペルソナやカスタマージャーニーを通じたユーザー理解
・改善案の検討と、その後の振り返り

「どのような課題があると考えたのか」「その課題に対して、なぜこの設計や表現を選んだのか」を説明できることは、UI/UXデザイナーとして大切な力です。

ポートフォリオでは、「課題 → 仮説 → 設計・デザイン → 振り返り」の流れを示せる案件があると、見た目だけではなく、改善を考えながら制作できることが伝わります。

4. ビジュアル設計と一貫性のコントロール

Webサイトのデザインでは、企業やサービスの魅力を、どのような印象で伝えるかを考える力が重要です。

採用サイトであれば、「信頼感のある会社」「若手が挑戦できる会社」「人の温かさが伝わる会社」など、求職者に感じてほしい印象は企業によって異なります。その魅力を整理し、色や書体、写真、余白、レイアウトなどに落とし込むことで、サイト全体に一貫した印象が生まれます。

・ブランドイメージやコンセプトの言語化
・カラー、タイポグラフィ、写真表現の統一
・ボタンや見出しなど、UIパーツの一貫性
・レスポンシブ時の崩れないデザイン

ポートフォリオでは、トップページのデザインだけでなく、コンセプトやトーン&マナーをどのように考えたのか、主要なUIパーツをどのように統一したのかも紹介できると、ビジュアル設計の深さが伝わります。

「この企業らしさを、どのように表現したのか」を言葉で説明できることも、デザインの説得力につながります。

5. プロトタイピングとコミュニケーション力

UI/UXデザインは、ひとりで完結する仕事ではありません。ディレクターやエンジニア、クライアントと意図を共有し、認識をそろえながら進めることが重要です。
たとえば、以下のような場面でコミュニケーション力が活かされます。

・プロトタイプを用いて、ページ遷移や動きを共有する
・デザインの意図を説明する
・修正内容や判断理由を共有する
・エンジニアと実装方法を相談しながら、表現を調整する

ポートフォリオでは、完成画面だけでなく、検討したパターンや設計意図、改善した点などを紹介できると、制作プロセスの中でどのように考えたのかが伝わります。

デザインの意図を分かりやすく説明し、周囲と協力しながらより良い形へ整えていく力は、実務において大きな強みになります。

6. エンジニアリング理解と実装を意識したUI

デザイナー自身が必ずしもコードを書く必要はありません。しかし、制作したデザインがWebサイトとしてどのように実装され、どのように利用されるのかを想像できることは重要です。コードを書けなくても、「実装を想像できるか」が大事です。

見た目として魅力的であっても、スマートフォンで使いにくかったり、ページごとにUIのルールがばらばらだったりすると、ユーザーにとって分かりにくいサイトになってしまいます。
そのため、以下のような視点を持った設計が求められます。

・コンポーネント化しやすいUI
・PC/スマートフォンの各レイアウト
・アクセシビリティ(コントラスト、フォーカス、フォームなど)

ポートフォリオでは、「実装で意識したこと」を載せると効果的です。

7. ジェイ・ラインのUI/UXデザイナー募集で歓迎するスキルチェックリスト

ジェイ・ラインでは、採用サイトやコーポレートサイト、ランディングページなど、企業の課題解決や成果につながるWeb制作に取り組んでいます。
大切にしているのは、自分がこれまでどのような課題に向き合い、何を考え、どのようにデザインへ落とし込んできたのかを、自分の言葉で伝えられることです。
ポートフォリオでも、完成した画面だけでなく、背景にある課題や設計意図がみえると、ジェイ・ラインで活躍する姿をより具体的にイメージできます。